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こたえ

「人間とは
なんて美しいのでしょう。」

と、彼女は涙を流す。

意味がわからない僕は
美しいのは、君だよ。
と心で思う。

どんなに醜い罵りも、争いも
彼女には届かないのかもしれない。
透明だから
醜悪は留まれないのかもしれない。

「そんなわけないでしょう。」

と、彼女は笑う。

美しいのは、言動ではなく。 
人の持つ神聖さへの潜在性。
なのだそうだ。

どんな罪悪を抱えても
奥では決して荘厳なるものを
完全に諦めたりはしない。

遠回りをしていたとしても
ベクトルはいつでも
崇高なるソラへと向かっている。

誰でありとも。
どんな時代にあっても。

「人とは、なんとも美しいでしょう?」

ソレが。彼女の人生をかけた
探求の答。

2024-11-20 | Posted in BLOGComments Closed