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最愛の雫

それは溢れる程の幸福だったから
気にもとめず溢れさせていた。
そんな贅沢に気づくことさえなく。

この手に留まることのない幸を
ただ求め藻掻いていた。
いつになればこの手は満ちるのだろう?
そんな想いばかりで苦しかった。

何たる驕りだろう。
今は、わかる。

この手に。どころか
この視界の届かぬ遥か先までも
あらゆる恵みで満ちていることを。

毎瞬、毎秒と。この星には
弛まぬ恵みが注がれ続ける。

あまりに無限であるがゆえに
無意識に甘えてしまうから、
受け取る意識を休ませてしまう。

それでも、ずっと。
愛も恵みも注がれ続ける。
宇宙の寵愛は理解不能だ。

見えずとも降り注ぐ尊を意識し
それに感謝できたなら。
弛まず注がれるソノの雫を
この身で受け取ることができましょう。

2025-03-03 | Posted in BLOGComments Closed